2005-2006 SKI の質問
   
 

このコーナーでは、オーストリア国家検定スキー教師の長谷 健一郎がスキーに関するご質問にお答えします。
どんな質問でも構いませんので、メールにてご質問ください。(schnee@hase-ken.com)

   
 
     
 
「H」さんからのご質問
 
 
スキーのサイトをYahooで検索していたらhase-kenさんのサイトにヒットしました。教えて下さい。
12年前の25歳の時、1級のバッジテストに合格したのですが、今やカービングスキー。目が回ります。
去年、レンタルでサロモン、ロシニョール、ミズノと履いてみました。
ミズノのスキーが一番軽くて操作がしやすかった気がしますが、ノルディカのスキーはビンディングも含めると何kgになるのでしょうか?それは一般的に重い部類でしょうか?軽い部類でしょうか?
教えて下さい。

 

ノルディカスキーの重さに関する質問の答えですが、ノルディカの中でもモデルによって重さはさまざまです。
女性モデルや初級者向けの板は重さが軽くなっていますし、競技用やエキスパートモデルは、すこし重くなります。
これは、ノルディカだけではなくどのメーカーもほぼ同じだとおもいます。
操作性は、重さとはあまり関係がなく、スキー全体のバランスがよくなければ軽いスキーでも操作しにくくなります。
ノルディカの板は、すべてのモデルにプレートが付いていますが、あまり重くないプレートなので、他のメーカーと同じくらいの重さだと思います。

 
     
   
 
     
 
「N」さんからのご質問 
 
 
私のスキーの目標は、どんな斜面や雪質でも滑ることですが、 なかなかうまくいきません。
新雪の表面がとけた後、固まったり、風で表面のみ凍っているなど、 表面が堅く、中がやわらかい斜面はどのように滑ればいいのでしょうか?
 

基本的には、普段深雪で滑っている動きと同じですが、力の使い方が違ってきます。
サラサラの深雪の時のようにやわらかく脚を使う(伸ばす)のではなく、短時間に速く脚を使う(伸ばす)ようにすることがポイントになります。
どうしても、クラストのような難しい雪になると、おっかなびっくりそおっと脚を動かしてしまいがちですが、思い切ってすばやく動かすとうまくいくと思いますので、ぜひトライしてみてください。
 
   
 
     
 
「S」さんからのご質問
 
 

僕はスキーをはじめて、14年ほどになりますが、スキーを始めた頃に買ったスキーブーツをずっと使っています。

最近、ブーツの幅が多少、幅広く感じ、そのせいで板との幅をなるべく狭く、そして平行にしようとしてもできないのではないかと思うようになりました。あるスキーショップで、その辺りのことを聞いてみたところ、最近の傾向として、板との幅をなるべく狭く、板を平行にして滑るという滑り方が変わってきているということを聞き、ブーツのことは余り気にしなくて良いということを言われました。

初心者が使用するブーツというのは幅広にできていて、ある程度滑れるようになったら、その度合いに合わせて、ブーツをかえていった方が良いのでしょうか。それとも、板の幅を狭く、板を平行にできないのは僕のスキーの腕がまだ未熟ということなのでしょうか。

 

 

 

スキーブーツの質問に対する答えですが、 カービングスキーが登場したことで、今までのスキーでは体験できなかった遠心力(雪面からの抵抗)を感じる事ができるようになり、その為スタンスを広くした方が遠心力に耐えるために有利なので、最近はスタンスを狭くして滑らなくなりました。
ただ、スキーブーツの幅は以前のモデルとあまり変わりがないように、私は思います。初心者や中級者向けのモデルは、履き心地や保温性を重視するので、ブーツの幅が広くなります。
上級者向けのモデルは、操作性を重視するので、ブーツの幅が狭くなり、よりタイトになってくると思います。
スキーが平行にできないのは、おそらくブーツのせいではなく、ポジションのせいだと思います。
おそらく、ターン後半ブーツに寄りかかるように足首を曲げている為に体重が前にかかりすぎ、テールがずれてハに字になるのだと思います。

 
     
   
 
     
 
東京都にお住まいの「K」さんからのご質問
 
 

『重心を移動させてください。』とスキー教師に言われたのですが、重心とはなんですか。そして、どのように動かせば良いのですか。

 

 
重心とは形のあるものの重さの中心となる点のことをいいます。
人間の場合の重心は、おへそのすこし下あたりになります。
具体的な重心の移動のさせ方は、前後、左右、上下、斜面に合わせるというものになります。ですから重心を移動する方法には、1つの決まったパターンはありません。
これらの動きを斜面、雪質、スピード、孤の深さなどに合わせて調節することで、自分がイメージしたスペースに舵をとることができるのです。
 
     
   
 
     
 
千葉にお住まいの「T」さんからのご質問
 
 
『スキー雑誌を読むとカービングターンではスキーを横へ押し出せ!』と書いてあるのですが、これをすると体だけが傾いてスキーがまわってきなせん。本当に正しいのですか。
 

 
正しいと思いますが、カービングスキーではスキーのトップが広いので、スキーをまわさなくてもスキーのトップ方向から雪面抵抗をを受けます。
その抵抗とバランスをとるために横へ押し出すだけではなく、ブーツを少し前に出すように脚を伸ばして、トップ方向からの抵抗を受けることが大切です。
そうすることで雪面とバランスのとれた体の傾きができ、スキーの性能を利用してまわることができます。
 
     
   
 
     
 

『春スキーは雪が重くて滑りにくいから嫌だ!』と言う方のために、長谷 健一郎から春の雪を気持ちよく滑るためのワンポイントアドバイス!

ターン後半ブーツの脛の部分を押すようにブーツに寄りかかって脚を曲げながらスキーをまわしていませんか?
ブーツの脛の部分を押すように脚を曲げながらスキーをまわしていませんか。
春の雪は水分が多く重いため冬の雪よりも抵抗が大きいので、その抵抗に負けないように脚を伸ばすようにすることが大切です。
腕立て伏せでひじをまげた状態で止めたときに外から見るとひじは曲がっていますが、筋肉はひじを伸ばすように使っています。
このような筋肉の使い方が重たい雪を滑るときに大切になります。
雪面から抵抗が来るところにスキーブーツを動かしていますか?
自分が進んでいる方向の前にスキーブーツを動かすと、自分で脚をまげようとしなくても雪面からの抵抗で脚がまげられます。
私達が普段歩いているところをイメージしてください。
私達は歩いているとき荷重移動を自然にしています。それは、自分が進もうとする方向の前に足を出しているからです。
スキーも同じです。
自分が進んでいる方向でないところにブーツを出してしまうと、雪面からの抵抗を受けることができないので、自分の体を傾けて荷重しなければならなくなります。
このような荷重をしてしまうと、スキーに力が伝わるのに時間がかかるので、スピードが速くなるとうまく荷重することができなくなります。
 
     
   
 
         
   
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