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楽しく効率よく上達するための秘訣

さまざまな種類のトレーニングは、効率よく、そして楽しく上達するために必要なのです。

楽しく、効率よく上達するために必要なのは何だと思いますか?いろいろな考えが出てくると思いますが、私達が一番大切だと考えているのは、さまざまな種類のトレーニングをバランスよく取り入れることです。 これから紹介していく9つのトレーニングが必要になってきます。同じトレーニングをただ繰り返すだけでは、なかなか上達できず、モチベーションも下がってしまいます。ひとつのことにあまりとらわれずに、下に挙げたようなトレーニングをまんべんなくやることで、楽しみながら自然と上達できます。スポーツは、一夜漬けでひとつのトレーニングを集中的にやっても、すぐにうまくなりません。しかし、下に挙げたようなトレーニングを少しずつ、まんべんなく続けることで、わずかずつでも着実に上達することができます。そこがスキーの楽しさのひとつだと私達は思います。

運動を習って、実践するトレーニング/習った運動の質を高めるトレーニング

さまざまなトレーニングをトータルに

まず、『舵とり』や『切りかえ』などの動きを覚える全体のイメージ・トレーニング、欠点などを矯正するパーツ・トレーニング、覚えた運動を自動化させるテクニカル・トレーニング、動きの速さや量を変えて滑るリズム変化トレーニング、スペースを規制するコリドール・トレーニング、スペースと動きのリズムをパートナーに合わせるフォーメーション・トレーニング、スピードや動きの速さを高めるスピード・トレーニング、テレマークスキーなどいろいろな種類のスキーを使って滑るトレーニング、覚えた技術を使っていろいろな斜面や雪質にトライするシチュエーショントレーニング、これらをトータルにトレーニングしていくことで効率良く、そして楽しく上達することができるのです。 大切なことは、うまくいかない原因を探して、その原因を直すための練習をすることです。 ローテーションや内倒のような結果として現れる現象は誰でもわかると思いますが、結果として現れた現象を直そうとしても、それは根本治療にはなりません。その現象が、なぜ起きてしまったかという原因を探し、原因をダイレクトに直すことが、効率良く上達するために欠かせないポイントになるのです。

楽しく効率よく上達するために欠かせない9つのトレーニング

①全体のイメージトレーニング

スキー・スポーツには、どんなレベルのスキーヤーが、どんなシチュエーションを滑っても共通する動きが必要になります。すなわち、スキーを使ってターンを連続させていくには『舵とり、切りかえ』という動きが必要なのです。まず、この基本運動を頭の中にイメージさせておくことが重要です。このイメージに近づくために行うのが、この全体のイメージ・トレーニングです。 全体のイメージ・トレーニングは、さまざまなシチュエーションを自在に滑る上で非常に大切です。スキー技術はむずかしくしようと思えばむずかしくできますが、スキー技術の理解が深まれば、とてもシンプルなものだとわかります。はじめはすべてを完全に理解しようとせず、おおまかに骨組みをつかみ、他のトレーニングを一緒に行いながら、少しずつ理解を深めていってください。そうすれば、あなたもきっとスキー技術がシンプルに考えられるようになると思います。

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②パーツトレーニング

誰にでも『どうしても失敗してしまう』『癖が直らない』などの苦手なポイントがあると思います。パーツ・トレーニングとは、うまくいかない原因を探して、その原因を直すために行う練習のことです。よく欠点として挙げられる『ローテーション』や『内倒』などは、結果として現れる現象です。ですから、その結果として現れた現象を矯正しようとしても、それは根本治療にはなりません。大切なのは、その現象が、なぜ起きてしまうかという原因に着目すること。そして、その原因を探し、直すことが、効率よく上達するために必要になるのです。たとえば、『ターン後半にローテーションするから、外腕を引きましょう』とか、『内倒するから外腕を下げましょう』というように、結果として起きてしまった現象を直接直そうとするのでは直りません。具体的な例を挙げると、内倒するスキーヤーには、『切りかえで重心が後ろに残ってしまうためにスキー板の向きが変わらなくなり、上体を使ってスキーをまわしてします。その結果ターン後半、内倒してしまう』というように内倒する理由があります。まずはじめにうまくいかない原因を探し、そして、それを直すためのトレーニングをすることが、上達につながる大切なポイントです。

③リズム変化トレーニング

リズム変化トレーニングとは、全体のイメージ・トレーニングで覚えた動きの速さや量を変えて、いろいろなスペースを使って滑るトレーニングです。たとえば動きを速くして落差の狭いスペースで滑ると小まわりになり、ゆっくりスペースを広くとれば大まわりになります。そして、動きを速く短くすると小まわりの浅い弧に、動きをゆっくり短くすると大まわりの浅い弧になります。 スキーというスポーツは、いつも同じシチュエーションで滑るわけではありません。いろいろなシチュエーションを滑ることは、いつも同じ弧やリズムでは滑ることができなくなるということです。たとえば、コブ斜面を滑るときのことを思い出してみてください。リズムも弧の深さも、大きさもさまざま。そういったシチュエーションに対応していくためには、まず、平らな斜面で、自分が思ったとおりの弧やリズムで滑れるようになることが大切です。そのためのリズム変化トレーニングなのです。

④フォーメーショントレーニング

フォーメーション・トレーニングとは、2人以上のグループで滑るトレーニングです。リズム変化トレーニングと同じように、いろいろなシチュエーションを滑るためのトレーニングのひとつです。パートナーや仲間たちと、リズム、スピード、間隔を合わせようとすることで、滑りにより集中できます。また、たとえ失敗しても、そこからふたたび、他の人と合わせようとする意識によって、リカバリーのトレーニングにもなります。何よりも仲間と一緒に練習できるので、楽しみながら上達できるでしょう。

⑤コリドールトレーニング

コリドール・トレーニングとは、ショートポールなどの目標物を利用して、滑るスペースを規制し、そのスペースに合わせて滑るトレーニングです。全体のイメージ・トレーニングで覚えた動きを、より正確に行わなければなりません。このトレーニングもいろいろなシチュエーションを滑るためのトレーニングのひとつになります。滑るスペースを規制されているために、リズム変化トレーニングやフォーメーション・トレーニングよりも、さらに正確さを要求されますので、より実践的なトレーニングといえるでしょう。同時に、同じラインを大勢で繰り返し滑ることでできた溝はコブ斜面滑走と同じような条件にもなり、コブ斜面で要求される動きのトレーニング効果も期待できます。そしてコリドールの幅やセットの仕方を変えることで、さまざまな斜面に合わせるためのいろいろなターン弧をトレーニングすることができます。

⑥テクニカルトレーニング

テクニカル・トレーニングとは、『ノーストック』や『片脚で滑る』というように、むずかしい条件を設定して滑るトレーニングです。こういった条件を設定することによって、バランスをとるために一番大切な重心の正確な移動やスピード、リカバリー能力、チャレンジする勇気、体力、俊敏性などが高められ、自然がつくり出す厳しいシチュエーションを滑るための準備になります。繰り返し練習することでこのむずかしい条件を外したときに、テクニックが向上していることに気づくはずです。とくに子供や運動能力の高いスキーヤーに向いているトレーニングといえます。
斜面変化などの少ない単調なゲレンデでは、ワンパターンなトレーニングになりやすく、モチベーションが下がりやすいのですが、テクニカル・トレーニングすることで気分転換にもなります。そして、むずかしいシチュエーションを滑るために必要な動きを、楽しみながら覚えれるメリットの大きいトレーニングです。このトレーニングでは、むずかしいことをあまり頭で考えず、体をたくさん動かして、たくさん転んだり失敗しながら、楽しく体で覚えてください。

⑦スピードトレーニング

スピード・トレーニングとは、普段、滑っているスピードや動きの速さを超えた状況下で、自分自身の限界を高めていくトレーニングです。
滑走スピードを速くすると、雪面からの抵抗が大きくなり、視界もせまくなるために、少しのミスでもバランスを大きく崩してしまいます。自分の限界スピードぎりぎりの状況下では、必然的に、より正確に、すばやく運動を行わないと対応できません。ですから、このスピード・トレーニングを行うと、ゆっくり滑ったときに、今まで以上にリラックスして滑れるようになるというわけです。
また、重心を移動しながら、脚を速く動かせるようになると、幅の狭い急斜面でも、スピード・コントロールしながら滑れるようになります。 幅の狭い急斜面で、緩斜面と同じスピードで脚を動かせば、落下スピードが速いため、弧は自然と大きくなり、スピード・オーバーになってしまいます。ですから、落下スピードが速くなった分、脚を速く動かせれば、幅の狭い急斜面でもコントロールして滑れるようになるでしょう。 トレーニングに必要な斜面状況が限定されるので、なかなか思うように状況をつくれないかもしれませんが、晴れた日に、少し早起きをして一番のリフトに乗れば、ベストコンディションにめぐり合えるかもしれません。

⑧色々な種類のスキー板でのトレーニング

スピード・トレーニングとは、普段、滑っているスピードや動きの速さを超えた状況下で、自分自身の限界を高めていくトレーニングです。 滑走スピードを速くすると、雪面からの抵抗が大きくなり、視界もせまくなるために、少しのミスでもバランスを大きく崩してしまいます。自分の限界スピードぎりぎりの状況下では、必然的に、より正確に、すばやく運動を行わないと対応できません。ですから、このスピード・トレーニングを行うと、ゆっくり滑ったときに、今まで以上にリラックスして滑れるようになるというわけです。 また、重心を移動しながら、脚を速く動かせるようになると、幅の狭い急斜面でも、スピード・コントロールしながら滑れるようになります。 幅の狭い急斜面で、緩斜面と同じスピードで脚を動かせば、落下スピードが速いため、弧は自然と大きくなり、スピード・オーバーになってしまいます。ですから、落下スピードが速くなった分、脚を速く動かせれば、幅の狭い急斜面でもコントロールして滑れるようになるでしょう。 トレーニングに必要な斜面状況が限定されるので、なかなか思うように状況をつくれないかもしれませんが、晴れた日に、少し早起きをして一番のリフトに乗れば、ベストコンディションにめぐり合えるかもしれません。

⑨シチュエーショントレーニング

シチュエーション・トレーニングとは、今まで覚えた技術を使って新雪、アイスバーン、湿雪、クラスト、コブ、急斜面などのいろいろなシチュエーションにトライしていくトレーニングです。 舵とりに必要な3つの要素(荷重、角づけ、回旋)のバランスを、シチュエーションによって、どのように変えていけばいいのかを、自分で試しながら覚えていきます。 エキスパートスキーヤーになるためには、いろいろなシチュエーションをたくさん体験して、体で覚えていくことが大切です。 自然は、いつも同じ状況を提供してくれるわけではないで、その状況に合った滑りができたとき、また新たなスキーの楽しさを発見できると思います。 ただし、誰も滑っていないオフピステは、コントロールされているゲレンデと違い、雪崩、視界不良、雪質の変化などの危険が大きくなるので、けっして1人で滑らず、山の知識を持つスキー教師や経験をつんだ人と一緒に滑るようにしてください。 なかなかうまくいかないと思いますが、それに負けずに、チャンスがあればどんどんトライしてみてください。

⑩おわりに

スキースクール ゲニース ナトゥーアでは、さまざまなシチュエーションを、自由自在に滑るためのレッスンを行っています。 しかし、スキーを上達するには私達が行っている方法だけではありません。 スキーは、『あれをしてはいけない、これをしてはいけない』ではなく、あれも、これも、いろいろなことをしてみて、自分の体で感じて覚えるものなのです。 私たちと一緒に、スキーの新しい楽しみ方を発見し、生涯スポーツとしてスキーを続けていただける方が一人でも増えていただけるとうれしいと思います。
みなさん、スキースクール ゲニース ナトゥーア で、私たちと一緒に、スキーを使って自然を楽しみましょう!

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